―性に興味を持ったのはいつ頃ですか？
　初めてイッたのが小学4年生のとき。NHKでやっていた『ちゅらさん』というドラマを観ていたんですけど、こたつの中であそこをいじっていたら、国仲涼子さんが歩いてくるシーンでなぜかイッてしまいました。これは大発見と思い、それから毎日オナニーをするようになって、エロいことが好きになっていましたね。
―ライブの雰囲気を教えてください
　歌と一緒にいろんな体勢でおしっこをしていますね。あとはおしっこをする前に何mℓ出るでしょう？とアンケートを取って、実際に当たった人にはプレゼントすることもあります。ちゃんとおしっこを出せるように、ライブの1時間前から水をたくさん飲むようにしていて、多いときは1.5ℓ出るし、長年やっているので軌道をコントロールできるようになりました。ただおしっこパフォーマンスをさせてくれるライブハウスは都内だと三軒茶屋ヘブンスドアと四谷アウトブレイクの2件。裸NGがほとんどなので、ライブをさせていただけること自体がすごくありがたいですね。

―おしっこミュージシャンになったきっかけを教えてください
　東京に出てきてからお付き合いした人が束縛の激しい方で。完全に別れるためにも、電波の届かないアフリカに逃げたんです。そこで、お金がなくても心が豊かなアフリカの人たちを見て、もっと日本人も楽観的になろうよ！というマインドが生まれました。おもしろエロが好きだったので、とにかく服を脱いで体を使ったパフォーマンスで活動を始めたんです。特におしっこを出すことは、すごく開放的で、私が伝えたい楽観的なメッセージとマッチしていると感じました。私にとっておしっこは、神秘的で平和の象徴なんです。
―アラレ王さんにとってエロとは？
　コミュニケーションの一つだと思っています。もちろん愛し合っている人同士の絆も大切ですが、セックス以外の表現でエロを伝えたい。私たち日本人って他人軸の考え方を植え付けられてきたので、簡単に開放的にはなれないし、エロは特に隠される存在として見られがち。だからこそ、私のライブで楽しい気持ちになってもらって、おしっこが平和の架け橋になってくれたら嬉しいです。