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女子もオープンにエロを発信する時代。 元気でハッピーなエロライフを 16人の女性に聞きました。
大人気AV女優から転身した、新人AV監督
あおいれな(27)AV監督
2021年に惜しまれつつもAV女優を引退。翌年よりAV監督として活動を開始し、多くの作品に携わる。
―元AV女優の監督として、作品を撮る際に意識していることは?
私の強みは、今までAV女優をやってきた分、現場の誰よりも女優さんの気持ちが分かることだと思います。撮影に集中しているときの女優さんの目はキラキラしていますが、ちょっとしたことでその逆にもなり得るんです。たとえばカットがかかっているのにローブをかけてくれないとき、それだけでも女の子は大事にされていないと感じて、その不信感が撮影中のプレイや表情に表れるんですよ。なので撮影中に何か異変を感じたら、撮影を止めて話を聞くようにしています。女優さんのいい表情を引き出すためにも、彼女たちのメンタルケアには人一倍気を遣っていますね。
―あおいさんは今後、どのような作品を撮りたいですか?
 今後は女性目線のAVをもっと撮影したいです。監督として作品を撮り始めて2年が経ちますが、いまだに男女の感覚の違いに悩まされていて。プロデューサーからも、ここはシンプルに快楽堕ちでいきましょうと言われるんですけど、女性はそう簡単に快楽に溺れたりはしないぞと思うんです。私自身、誰かとセックスをするときは気持ち良さ以上に、誰かとつながりを持てることに幸せを感じていました。世の中には私のように、セックスに対してエロではなく、誰かと自分の内側を共有する癒しのようなものを求める女性も多いはず。男性目線の抜けるという指標以外に、女性が観て癒しを感じられる作品の制作に携わりたいですね。
―あおいさんにとってエロとは?
 私、自分の引退作で1か月かけて精子を100発飲む企画をやったことがあるんです。現場で一度でもお世話になった人の精子を、感謝の気持ちを込めてごっくんする。お金も出ないのに、れなちゃんが引退するならと多くの方が出演してくれて、人の温かみを感じました。その作品の中で、「私にとってごっくんは挨拶です」と言っているのですが、まさにエロは私にとって挨拶だと思っています。ありがとうやこんにちはのように当たり前の存在で、それを通じて得られる人とのつながりがある。挨拶みたいにエロをオープンにすれば、舞い込んでくる幸せが必ずあるはずです。
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