GRAFFITI CONTENTS
カメラが捉えた事実の断片、監督の問題意識、被写体への想い。さまざまな複雑 性を帯び一つの作品となった映像作品の数々。そんな魅力あふれるドキュメンタリー をジャンルごとに総計100本紹介します。もしかしたら、この中からあなたの人生を 変える、かけがえのない作品を見つけることができるかも。
カンパニー松尾が選ぶドキュメンタリー作品「アイドル」
カンパニー松尾(58)AV監督
1988年にAV監督としてデビューし、「ハメ撮り」の手法を確立。TV、ドラマ、MVなどの監督も手がける。
完成されたアイドルの
自然な個性で推し発見!
-STORY-
BLACKPINKの生い立ちや練習生時代、舞台裏まで、4人の軌跡をたどる。

 日本のアイドルって、未完成の少女の成長を見守るってよくいわれるんですけど、韓国のアイドルは真逆で、最初から完成された状態でデビューをするんですよ。韓国が持っている構造の違いというか、同じアジアでも日本は巨大なエンタメを必要としていないんですよ。とにかくスケールが大きい。この作品は、コーチェラフェスのライブから始まるんですけど、曲がブラックミュージックっぽくてかっこいいんです。それから、BLACKPINKとして4人で活動する前の面接の時点でカメラを回し、共同生活や練習姿も記録しているんです。プライベートの描き方も上手なんですよね。メインのインタビューはパシっと撮るけど、メイクさんやパーソナルトレーナーとの会話など、リラックスしている彼女たちの姿がある。MVやライブがバキバキの完成度だからこそ、プライベートが自然でメンバーの個性もスっと入ってくるんです。やっぱり人数が多いと同じに見えてしまうし、推しを探すことも難しい。4人っていう人数もちょうど良くて、おじさんの僕でも、ギリ顔や名前を覚えられるんです。気づいたらBLACKPINKおじさんになってましたね。

『BLACKPINK 〜ライトアップ・ザ・スカイ〜』2020年/韓国/監督:キャロライン・スー/Netflix
続きは本誌で!
RELATED CONTENTS
FOLLOW US ON