GRAFFITI CONTENTS
カメラが捉えた事実の断片、監督の問題意識、被写体への想い。さまざまな複雑 性を帯び一つの作品となった映像作品の数々。そんな魅力あふれるドキュメンタリー をジャンルごとに総計100本紹介します。もしかしたら、この中からあなたの人生を 変える、かけがえのない作品を見つけることができるかも。
椎木里佳が選ぶドキュメンタリー作品「ビジネス」

椎木里佳(25)実業家、株式会社AMF代表取締役社長
中学生で会社を立ち上げ、様々なメディアで活躍。SNSトレンドマーケティング協会代表理事も務めている。
中学生で会社を立ち上げ、様々なメディアで活躍。SNSトレンドマーケティング協会代表理事も務めている。
安い服には理由がある
それでも買いますか?
それでも買いますか?

-STORY-
大量生産、大量消費が問題視されるファッション業界に警鐘を鳴らす。
初めて観たのは高校生のとき。当時からファストファッションは大人気で当たり前にみんなが着ていました。ですが安すぎる代償として、劣悪な環境で働いている人たちがいるということを、この映画を観て知りました。中には、その環境のせいで命を落とす人もいて、自分の消費行動を見直すきっかきになりましたね。特に印象的だったのは、革製品を扱う子どもたち。有害物質に囲まれた状況でも、長靴や防護服を着ずに裸足で作業をしている。そんな環境で働かないと生きていけない人たちがいるということや、労働環境を改善しようとしない企業の態度というものに、すごく憤りを感じます。何かを買うときに、その会社のスタンスをどう支持するのかっていうところまで考えられたら、企業側も変わってくるはず。消費行動は自分の意思を示すことだ、という意識を持つことが大切なんですよ。ファストファッションを悪だと決めつけることは難しいけれど、その服たちは劣悪な環境の中で作られたものだということは、知ってほしいなと思います。
『ザ・トゥルー・コストファストファッション真の代償』2015年/アメリカ/監督:アンドリュー・モーガン/ユナイテッドピープル
大量生産、大量消費が問題視されるファッション業界に警鐘を鳴らす。
初めて観たのは高校生のとき。当時からファストファッションは大人気で当たり前にみんなが着ていました。ですが安すぎる代償として、劣悪な環境で働いている人たちがいるということを、この映画を観て知りました。中には、その環境のせいで命を落とす人もいて、自分の消費行動を見直すきっかきになりましたね。特に印象的だったのは、革製品を扱う子どもたち。有害物質に囲まれた状況でも、長靴や防護服を着ずに裸足で作業をしている。そんな環境で働かないと生きていけない人たちがいるということや、労働環境を改善しようとしない企業の態度というものに、すごく憤りを感じます。何かを買うときに、その会社のスタンスをどう支持するのかっていうところまで考えられたら、企業側も変わってくるはず。消費行動は自分の意思を示すことだ、という意識を持つことが大切なんですよ。ファストファッションを悪だと決めつけることは難しいけれど、その服たちは劣悪な環境の中で作られたものだということは、知ってほしいなと思います。
『ザ・トゥルー・コストファストファッション真の代償』2015年/アメリカ/監督:アンドリュー・モーガン/ユナイテッドピープル
続きは本誌で!
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