GRAFFITI CONTENTS
カメラが捉えた事実の断片、監督の問題意識、被写体への想い。さまざまな複雑 性を帯び一つの作品となった映像作品の数々。そんな魅力あふれるドキュメンタリー をジャンルごとに総計100本紹介します。もしかしたら、この中からあなたの人生を 変える、かけがえのない作品を見つけることができるかも。
加賀翔が選ぶドキュメンタリー作品「麻薬」

加賀翔(30)お笑い芸人
1993年生まれ。相方の賀屋壮也と2015年に「かが屋」を結成。ラジオ・バラエティ番組などマルチに活躍中。
1993年生まれ。相方の賀屋壮也と2015年に「かが屋」を結成。ラジオ・バラエティ番組などマルチに活躍中。
薬物依存症の過酷な現実に
目を逸らしてはならない!
目を逸らしてはならない!

-STORY-
薬物依存症の農場住み込み型のリハビリに参加した、4人の男性に密着する。
オピオイドの依存症患者たちが施設で暮らすこの映画は、薬物依存症の過酷な現実を描いています。患者のジェフはリハビリ中に、娘が里親先で性的虐待を受けているという最悪な知らせを受ける。娘を助けに行きたいと願うのですが、施設から出てもまた薬物をしてしまうという葛藤があるんです。しかも、施設内でこの話しをすると、不幸自慢をするなと一喝される。それはつらいとき、ドラッグで快楽を得ることができる共通認識があるからかもしれない。苦境の中でも、仲間と共に生活を続け、ジェフはついに施設から出ることができる。しかし社会は薬物依存に対する理解がなく、孤独な闘いが始まるんです。薬物は自分に関係ないと思っていても、今の時代SNSをシュッっとスクロールする度に、ドーパミンが出るといわれています。依存に対する正しい知識を持っておくことは大切。自分とは違う境遇の人にやさしく、想像力を持って接するためにも、ぜひ観てほしいです。
『リハビリ・ボーイズ一歩ずつ前へ』
2018年アメリカ/監督:エレイン・マクミリオン・シェルドン/Netflix
薬物依存症の農場住み込み型のリハビリに参加した、4人の男性に密着する。
オピオイドの依存症患者たちが施設で暮らすこの映画は、薬物依存症の過酷な現実を描いています。患者のジェフはリハビリ中に、娘が里親先で性的虐待を受けているという最悪な知らせを受ける。娘を助けに行きたいと願うのですが、施設から出てもまた薬物をしてしまうという葛藤があるんです。しかも、施設内でこの話しをすると、不幸自慢をするなと一喝される。それはつらいとき、ドラッグで快楽を得ることができる共通認識があるからかもしれない。苦境の中でも、仲間と共に生活を続け、ジェフはついに施設から出ることができる。しかし社会は薬物依存に対する理解がなく、孤独な闘いが始まるんです。薬物は自分に関係ないと思っていても、今の時代SNSをシュッっとスクロールする度に、ドーパミンが出るといわれています。依存に対する正しい知識を持っておくことは大切。自分とは違う境遇の人にやさしく、想像力を持って接するためにも、ぜひ観てほしいです。
『リハビリ・ボーイズ一歩ずつ前へ』
2018年アメリカ/監督:エレイン・マクミリオン・シェルドン/Netflix
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