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笑顔は世界共通言語! いろいろな方に一番笑える名作映画を語ってもらいました
荒唐無稽で無茶苦茶! ツッコまずにはいられない笑える香港映画編
関根勤( 68 )お笑いタレント
「ぎんざNOW」の素人コメディアン道場で初代チャンピオンとなり、芸能界入り。ジャイアント馬場や千葉真一などのモノマネで人気を得る。バラエティ番組を中心に、テレビやラジオ、 CM、舞台など幅広く活動中。
荒唐無稽、無国籍、無茶苦茶!ツッコミのおもしろさを再確認
 主人公の顔が少し美木良介さんに似ていてね。当時、渋谷パンテオンに観に行ったんですよ。そしたら映画館で僕の後ろに座っている高校生二人組がとにかくツッコむんです。世界中から格闘家が集まって戦うストーリーなんだけど、何も考えずに作ったのかってくらい無茶苦茶で、とにかく荒唐無稽。日本の空手も出てきて、黒い道着に沖縄流って書いてあるんですよ。そしたら高校生がピュアだから「沖縄流って書いてあるよ、おい」とか「なんだよ、沖縄流って」とか言ってね。空手って琉球から来ているけど、よく知らないんでしょうね。場面の節々で「弱え〜」とか「だっせ〜」とか会話していて、しかも映画館だからヒソヒソ声なんですよ。的確にツッコむし、その小さい声も余計おかしくて。
 特に笑ったのはチベットの僧が出てきて、体を膨らますシーン。明らかに服の下に何か入れて膨らましているんですよ。後ろの高校生も「膨らんでやんよぉ」って。主人公が一発入れて倒すんですけど「一発で死んでやんよ〜」って。もう最高ですよね。こんな滅茶苦茶なアクションでもツッコミがあるとついつい笑ってしまう。今千鳥がやってる番組の「千鳥のクセがスゴいネタGP」みたいにちょっと滑り気味でも、ツッコミがあると成り立つんだなと新しい発見がありましたね。終わったあとに喫茶店でも誘えばよかった。あんなにツッコミのセンスいいやつなかなかいないですよ
緊張と緩和を混ぜ込んだジャッキー・チェンの味付きスパイス
 ジャッキー・チェンとサモ・ハン・キンポーとユン・ピョウ、この三人のコンビネーションが最高なんだよね。ジャッキーがウッチャンに似ていてね。あとユン・ピョウが柴田恭兵さんに似ているし、サモ・ハン・キンポーは太っているんだけど、すごく動けるんですよ。ギャグの数も多くて、ぜひ数えながら観てほしい。
 ジャッキー・チェンが途中、盗んだ自転車で逃げ回るシーンがあるんですけど、サドルがはずれて棒のところに股間が刺さっちゃうんですよ。そのときの表情もたまらなくいい。ジャッキー・チェンって情けない表情がうまいんです。ブルース・リーにはない愛嬌がある。そういうギャグとか表情、アクションや小道具の使い方のうまさは見どころ満載ですね。
 最後、海賊の親分と戦うんだけど顔がとにかく怖くて、強いのよ。ジャッキーたちと親分の3対1の戦いの見せ方もうまくて、シリアスな場面も多いけど、ちゃんとそこにギャグを入れてくる。ストーリーの中で緊張と緩和を混ぜることによって、料理でいうスパイスみたいにギャグがいい味を引き出しているんです。
 撮影中、何度も骨折していて。時計台のシーンとかすごく高いところから飛ぶのよ。トム・クルーズとか危険なスタントやらないでしょ。ジャッキー・チェンだからこそできるし、3人揃い踏みってそんなにないので、映画ファンだ
チャウ・シンチーの魅力全開、色あせない、不朽の爆笑A級映画!
 これはもう爆笑ですよね。監督・主演のチャウ・シンチーが昔いいともに来たので裏で話したことがあって。彼が「僕はブルース・リーのファン第一号」って言ったんですよ。日本に来た理由を聞いたら、世界で初めて国外でムエタイのタイトルを取った藤原敏男さんのキックボクシングの映像が観たくて来たって話していて。よく知ってるな!と。格闘技に関してのただならぬ熱意を感じました。あと美人の役者をわざとメイクでブサイクキャラで出すの。女優さんだってきれいに撮ってくれる監督の作品に出たいと思うはずだけど、それでもチャウ・シンチーに撮ってもらいたいって、すごく彼自身の魅力を感じるからだよね。
 『少林サッカー』はCGがすごくて、2001年公開だけど古さをまったく感じさせないんですよ。それからサッカーと少林寺をくっつけるって発想がすごい。スポーツだから人数が必要で、ダメなやつをスカウトしていくんですよ。でも、少林寺の特技を生かして勝っていく姿は最高ですね。後半、主人公が蹴ったボールが、ゴールネットを突き破って敵選手ごと吹っ飛ばすシーンがあるんだけど、爽快なんだよね。ドラゴンボールとかにあるマンガのような勢いを実写でやるのは革新的でしたね。脚本含め、映画100選とかに選ばれる名作だと思うな。タイトルだけ見ればB級感があるけど、観たら圧倒的にA級ですよ。
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