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笑顔は世界共通言語! いろいろな方に一番笑える名作映画を語ってもらいました
ツッコまずにはいられない壮大なスケールで腹筋大崩壊! 笑えるインド映画編
オラキオ(44)お笑い芸人
「とんねるずのみなさんのおかげでした」~細かすぎて伝わらないモノマネ選手権~にてB級インド映画のネタで優勝。お笑いコンビ「弾丸ジャッキー」解散後は、俳優としても活躍中。
滝に登りながら爆笑の頂上へ、壮大な物語の始まり!
 冒頭20分でめちゃくちゃでかい滝を登るんですけど、そこにすべてが集約されているくらいストーリーが濃厚。滝に惹かれた主人公が登っては流されを繰り返して大人に成長するから、まず腕力が半端じゃない。毎日の鍛錬のおかげで、結構上まで行ったときに、あえて飛び降りるんですよ。ここまで登ったのにもったいない…と思っていたら、下の枝をバネにしてビヨーンって跳ね上がるんです。最後、雑草で作ったロープつきの弓矢で頂上の木に引っ掛けて登るんですけど「よっしゃ!」ってガッツポーズするんですよ。下がまったく見えない高さでよくできるな!って。一番びっくりしたのは頂上についたら奥にエベレスト級の山があるという場面。どうなってんねんこの星!ってスケールの壮大さに驚きました。
これで笑わないのは生ぬるい規格外の復讐コメディー
 THE・笑えるインド映画。ボディビル選手の主人公が、大会の楽屋でビキニパンツの筋肉ムキムキ男30人と、大乱闘する姿は圧巻ですね。魅せる筋肉を戦いに使う発想がすごい。最後、「殺すのは生ぬるい!」って言って、主人公が敵に復讐するのですが、やり方がとにかくえげつない。一人目は液体をかけて火をつけるんですけど、ガソリンの比にならないくらい燃えるんです。二人目も全身に蜂蜜みたいなものを塗って33万匹の蜂に襲わせる。もう蜂が体全体を覆い尽くして、見たことない絵面なんですよ。ギャグの数がすごいし、サスペンスドラマとしてもおもしろい。いつか上映しながら芸人がツッコむ会とかしたいですね。ダウンタウンの松本さんとかフットの後藤さんとか、どんなツッコミをするのか気になります。
ボロクソ加減が笑いを誘う、2回観必須の感動の実話
 最初、映画館で観て泣くほど感動したんですよ。でも、2回観ることをおすすめしたくて。冷静に考えると笑えるところがたくさんあるんです。インドで生理用品を広めるために、情熱を注いだ男の実話なのですが、生理用品を作ると家族に相談したら全員からボロクソ言われるんですよ。悪魔が取り憑いたみたいに言われて。村の会議でも全員から尋常じゃないほど罵倒されて村を追い出されるほど。そこまで言うか?って笑ってしまうんですよ。清潔ではない布で血を拭いていた現状を変えようとしていたのに、かわいそうというか…。最後、功績が認められて国連でスピーチをするんですけど、追い出された村に帰ったらめちゃくちゃ歓迎されるんですよ。あの暴言がなかったかのような手のひらの返し方は強烈でした。
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