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笑顔は世界共通言語! いろいろな方に一番笑える名作映画を語ってもらいました
スウェーデンならではのポップな魅力が凝縮! 笑えるスウェーデン映画編
カジヒデキ(55)シンガーソングライター、ミュージシャン
音楽プロデューサーでもあり、DJイベント「BLUE BOYS CLUB」を主宰。ラジオ・パーソナリティ、音楽フェスのキュレーションなど、 音楽の紹介者としても幅広く活躍中。
恋愛と兄弟愛、二つの愛を通じて成長するシモンの物語
 アスペルガー症候群のシモンはこだわりが強く、人に触れられるのが苦手な男の子。自分のせいで、兄が恋人に振られてしまったことにショックを受けて、新しい恋人候補を見つけるお話。恋愛のれの字もわからないシモンは、ヒュー・グラントが出演するロマンス映画をたくさん借りてきたり、自作の方程式で兄の恋人を探したり。そのシモンのひたむきさが、かわいらしくて笑顔になりますね。恋人候補のイェニファーと兄をくっつけるためにがんばるけど、兄は気持ちがのらないし、イェニファーはシモンが気になり始める。最後に兄とイェニファーに素敵なディナーを用意するシーンは恋愛に対して何もできなかったシモンの成長を感じられます。ラブストーリーと兄弟愛でピュアな気持ちを思い出させてくれる作品です。
おじいさんと奥さんの切なくも力強い人生に心打たれる
 奥さんが亡くなってから偏屈になってしまったおじいさんが、あとを追うために何度も自殺しようとするんです。だけどタイミング良く人が訪ねてきたり、首吊り用の紐が弱かったりして全部失敗しちゃう。特におもしろかったのが、スウェーデン人らしい車へのこだわり。仲の良かった二人が、一人はボルボを、一人はサーブを乗り始めていがみ合っちゃうんです。どの車でもいいのにって(笑)。そんなおじいさんも、移民の家族と出会い、素直な自分を取り戻して最期は多くの人に見送られるんです。回想シーンも見どころ。スウェーデン人らしい強い女性として描かれた奥さんも、悲しい出来事を前向きに乗り超えて幸せな人生を送っていた。どんな人生でも、謳歌することは素晴らしいと思わせてくれる作品ですね。
ロッタちゃんはまるでスウェーデンのちびまる子ちゃん
 天真爛漫でちょっと悪態のつくロッタちゃん。日常の中で巻き起こるストーリーは、まるでちびまる子ちゃんみたい。特に好きなのが、ロッタちゃんがスキーでスラロームをする、この映画のハイライトとも言えるシーン。意気揚々と滑るんだけど初心者で、ぎこちない姿がかわいすぎて笑いましたね。それに、心温まる場面もたくさんあって。ぬいぐるみを間違えて捨ててしまう話では、ごみ収集のおじさんが気になってキープしてくれたり、クリスマスツリーが買えずに落ち込んでいる家族に、ロッタちゃんがツリーを持ってきたり。一番笑ったのは、イースターのシーン。ロッタちゃんが仮装でつけた出っ歯はすごく印象的でした。天真爛漫で憎めないかわいさ、ロッタちゃんの背伸びした姿は笑顔になれます。
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