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笑顔は世界共通言語! いろいろな方に一番笑える名作映画を語ってもらいました
キャラクターの個性と 音楽のセンスが心地良い 、笑えるミュージカル映画編
瀬戸あゆみ( 29 )モデル、Dear Sister hoodディレクター
1993年生まれ。趣味である映画鑑賞などのライフスタイルをSNSなどを通じて発信。2020年から新ブランド「Dear Sisterhood」をスタート。クリエイティビティ溢れるセンスに同世代から絶大な支持を得ている。
ビートルズの音楽を堪能できるピュアな二人の恋愛コメディー
 「ビートルズがもしこの世の中にいなかったら?」という強烈な設定に惹かれて映画館で鑑賞しました。コメディー映画なんですけど、『トレイン・スポッティング』を作ったダニー・ボイル監督ということもあって、めちゃくちゃおしゃれに仕上がってるんですよ。クスっと笑える、言葉で遊ぶ感じがすごく良くて。例えば、主人公のジャックがビートルズのことをみんな忘れていると勘づくシーンで、「The Beatles」ってグーグル検索をするんです。だけど、何回調べても、カブトムシの写真しか出てこなくて…。ジャックの焦る姿も相まって、すごくおもしろい。「もし〇〇がなくなったら?」っていうユーモアのある想像ができるんです。
 ジャックと、幼なじみであるエリーのピュアな恋愛模様も見どころ。ジャックが交通事故に遭ったとき、すぐさまエリーがお見舞いにかけつけるんです。だけどジャックは“逆ウサギ”みたいに前歯が二本折れただけ。そのとき「あなたには同情されないわ、すごいおもしろい顔だもの」ってエリーが声をかける。普通なら心配するのに、正直者だ!って笑っちゃいました。二人の気の使わない関係が表れていて素敵だなって。そして何より、ビートルズの音楽が最高。和訳もついているので、新しい気づきもあり改めて曲を堪能できる。ぜひピュアな恋愛模様、コメディー要素、音楽、三つの視点に注目して楽しんでほしいですね。
ティーンエイジャーならではの成長っぷりが爽快
 80年代を舞台に︑主人公の男の子︑コナーがバンドを結成する青春物語。ハイスクール・ムービーが大好きな私にとって、さえない男の子が主人公というお決まりの設定や、かわいいファッションが楽しめるまさにドンピシャに好みの映画。THE CUREなど、当時のバンドに影響されて作る彼らのオリジナル楽曲がすごくいいんです。コナーの癖のない声がまっすぐ届く。ティーンエイジャーの彼らだからこそ、すぐに影響を受けて体現できるんですね。音楽だけじゃなく、バンドメンバーのファッションも派手に変わっていくんです。さらに、ヒロインのラフィーナも、バンドの世界観に没入して、コナーをアーティスティックな名前で呼ぼうと“コズモ”と呼び、MVの撮影で「アートのためよ」と体当たりの演技をする。そういうみんなの若さゆえの行動がかわいくて笑っちゃいます。
 この映画って、登場人物が全員個性豊かなんです。バンドのプロデューサーのダーレンは、身長が小さくて子どもっぽいのに、大人びた発言と賢さでバンドを引っ張っていく。見た目とのギャップがおもしろい。ほかにも、クールなバンドメンバーのエイモンは、ペットのウサギをすごくかわいがっている。エイモンのお母さんが息子をすごく愛している描写があって、その性格は親譲りなのかなと想像できる。一人一人の愛すべきキャラクターがおもしろさを助長していますね。
主人公の音楽愛が笑いを生み出すアクション系ミュージカル
 好きな映画の5本指に入る『ベイビー・ドライバー』。劇中で流れる曲のセンスがとにかく抜群なんですよ。音楽が大好きな主人公のベイビーは、いつも車内で曲を流しているんです。そんな彼が、裏では犯罪組織の逃送用運転手として所属している。警察から仲間たちを乗せて逃げ切るときの、スピーディーな音楽と運転シーンはスカッとした満足感があります。おもしろいのは、ベイビーの中で気分じゃない曲がかかると、警察が追いかけてくる鬼気迫る状況でも、選曲に専念するんですよ。今そんなことをしている場合じゃないでしょ!って思わず笑っちゃう。ベイビーはチーム内でボスが話しているところを録音して、ミックスを作ることもあって。ボスからしたら、部下に大事な話を盗聴されたことに焦るんですけど、実際はただのミックスでズッコケみたいな(笑)。彼の音楽好きが伝わるいいシーンですね。
 この映画を好きなもう一つの理由は、情熱的な恋愛が描かれているところ。ベイビーはダイナーでヒロインのデボラと出会うんです。店員のデボラの制服姿がかわいくて、とにかく大好き。そんな二人がグッと距離を縮めて命がけで守り合う。映画でしかありえない急展開が楽しいんです。ちなみにラブシーンのときは、ベイビーがメロウな曲をかけるんですよ。まさにエモーショナル。良い映画には、良い音楽が必要不可欠だなと感じましたね
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