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タバコを吸うことと、スタイルやセンスは関係するのか? 今回は特別企画として、第一線で活躍する愛煙家のお二人に、 日常使いの愛用品を、仕事と一服の風景と共にお伺いしました。
R-指定 SPECIAL INTERVIEW
「タバコは第二の脳みそ。生活にも曲づくりにも、なくてはならない存在なんです」

R-指定(29)ラッパー
大阪府堺市出身のラッパー。日本最高峰のMCバトルULTIMATE MC BATTLE(以下UMB)2012~2014年の全国大会UMB GRAND CHAMPIONSHIPで優勝し全国3連覇を成し遂げる。現在はCreepy NutsのMCとして数多くのメディアにも取り上げられ、話題に事欠かない。
大阪府堺市出身のラッパー。日本最高峰のMCバトルULTIMATE MC BATTLE(以下UMB)2012~2014年の全国大会UMB GRAND CHAMPIONSHIPで優勝し全国3連覇を成し遂げる。現在はCreepy NutsのMCとして数多くのメディアにも取り上げられ、話題に事欠かない。
item01. 8年近く吸い続けている金のセブンスター

金のセブンスターは人と被りにくくていいなと思ったんです。刺激もちょうどよく、おいしい。曲づくりのときもタバコを吸いますね。何時間も考えて歌詞を書き終えたあと、最後に曲を聴きながら、一息ついて吸うあの1本は格別ですね。
item02.高校生から使っている筆箱

15年間使い続けている愛用品。高校までは別の筆箱を使ってたんですけど、結局大容量の筆箱が一番使いやすいことに気がつきました。見た目は小学生が使ってそうなイメージですけどね。裏に仲間のデザイナーが作ったステッカーを貼ってます。
item03.僕の耳の形に合うイヤホン

すごく音質がいいわけではないのですが、とにかく耳にフィットするんです。曲ができたあと、最後に 必ずこのイヤホンで聴いてチェックします。自分が高校生のときに聴いていたような、普通の音質で聴いても、いい曲であることが大事なんじゃないかな。
item04.ヘアゴムはオンとオフの切り替え

ライブやメディアに出るとき以外は、髪を結んでいることがほとんど。だから髪を下ろすと「よっしゃ! やろう」とスイッチが入るんです。高校時代は短髪だったんですけど、自分の似合うスタイルを探してて。卒業してからはずっとロン毛ですね。
item05.変色したスマホケース

もともと透明だったスマホケースがシャンパンゴー ルドカラーに変身。喫煙所をはじめ、肌身離さず持ち歩いたら、こんなにかっこいい色になるということを学びました。そろそろスマホ自体も寿命なので、 お別れしようと思います(笑)。
item06.リリックを書き留めているノート

歌詞のアイデア出しの場所として使っています。 ノートの良さは、ボツになったワードを見返せるところ。そこに至った経緯や考えの片鱗も残せるし、 過去では使わなかったけど、今ドンピシャやん!っていう光ったフレーズがたくさんあるんです。
SPECIAL INTERVIEW 一服の風景

僕らが作ってる表現とかアートって
無駄や余白があるからこそ生まれるものだと思うんです
曲づくりでもタバコを吸います。アイディアが浮かんでくると、徐々に味がおいしくなってくるんですよ。歌詞を書き終えたあとに、もう一回自分で曲を聴きながら吸うあの一本がたまらなくうまいですね。ただ、MCバトルのときはナーバスになるので、またちょっと違って。トーナメントで一戦終えるごとに袖で吸ってるんですけど、火の消え方が変になっただけで「次負けるんじゃないか」って不安になるくらいプレッシャーがすごいんです。すべての試合が終わったあとの一本も「生き延びた」って感覚が強くて、味わうというより呼吸をするように吸ってましたね。
タバコって、もう一つの脳みそみたいな存在なんですよ。もちろん吸わないでも考えられることって多いんですけど、一服したときに全然違う角度から思考できるんです。無駄な時間を作ることって効率が悪いことなのかもしれませんが、僕らが作ってる表現とかアートって、その無駄や余白があるからこそ生まれるものだとも思ってて。止まる必要のないところで立ち止まって、タバコを吸うことで見える景色もあるんですよね。
無駄や余白があるからこそ生まれるものだと思うんです
曲づくりでもタバコを吸います。アイディアが浮かんでくると、徐々に味がおいしくなってくるんですよ。歌詞を書き終えたあとに、もう一回自分で曲を聴きながら吸うあの一本がたまらなくうまいですね。ただ、MCバトルのときはナーバスになるので、またちょっと違って。トーナメントで一戦終えるごとに袖で吸ってるんですけど、火の消え方が変になっただけで「次負けるんじゃないか」って不安になるくらいプレッシャーがすごいんです。すべての試合が終わったあとの一本も「生き延びた」って感覚が強くて、味わうというより呼吸をするように吸ってましたね。
タバコって、もう一つの脳みそみたいな存在なんですよ。もちろん吸わないでも考えられることって多いんですけど、一服したときに全然違う角度から思考できるんです。無駄な時間を作ることって効率が悪いことなのかもしれませんが、僕らが作ってる表現とかアートって、その無駄や余白があるからこそ生まれるものだとも思ってて。止まる必要のないところで立ち止まって、タバコを吸うことで見える景色もあるんですよね。
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