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カップルや夫婦でもあり、親友でもあり、仕事仲間でもある。まさに同志のような二人は、お互いをどんな存在だと思ってるんだろう? 12組の唯一無二のカップルの暮らしとストーリーを紹介します。(WEBでは5組のカップルをPICKUP)
COUPLE_05 フェティシズムを追求する SMサーフィンカップル
〝毎日仕事から帰ってきたら 手洗い、うがい、アナルチェックをします〟
彼:イッヌ/会社員
彼女:雪妃/会社員

2016年に、新宿のイベント「ランジェリーナイト」で出会い交際スタート。SNSを中心に、SMとサーフィンを融合した新しいジャンルを発信している。



〝SMは信頼関係と
相手への愛情が必要なの〟



―SMサーフィンを始めたきっかけは?
彼女・雪妃:私がSMに出会ったのはイッヌさんと付き合い出してから。当時なんとなく観に行ったSMショーで、「SMは相手への愛情と信頼だ」って出演者の人が言っていたの。そのときはまだ意味が理解できなかったけど、とても興味が湧いたわ。
彼・イッヌ:僕はもともと女装をするのが好きで、コアなイベントにも行っていたし、SMが好きだったんです。だから、交際がスタートしてからはずっとSMプレイを要望していました。
雪妃:プレイを重ねるごとに、私もSMに目覚めてきたのよ。そんなとき、ネットでスノーボードをしながらSMの格好をしている外国人の画像を見つけたの。私はサーフィンが好きだから、SMとサーフィンを融合したらおもしろそうだぞ!と思った。それがきっかけね。
イッヌ:二人で海に行って撮影するんです。楽しいですよ。拘束具を着けて身動きが取れない状態で浜辺にいると、興奮しますしね。

―思想が一緒であることのメリット、デメリットは?
雪妃:イッヌさんの足ツボをマッサージすると、痛がるから楽しくなってどんどん過激になってしまうの。イッヌさんは痛みを喜ぶから、ささいなことでもプレイになるメリットはあるけど、一方で身体的なダメージも増えてしまうから、デメリットでもあるかもね。
イッヌ:僕はむしろ最高なんですけどね。足ツボ、本当に痛いんですけど。
雪妃:あ、デメリットもう一つあるな。私、SMサーフィンスクールを開いてるの。生徒はイッヌさん一人なんだけどね。イッヌさんは初心者だから、うまく波に乗れないのは当たり前じゃない。でも、失敗すると機嫌が悪くなっちゃって。
イッヌ:僕、こう見えてふてくされちゃうんですよ。その態度を怒られてしまって。
雪妃:まぁ、子をあやす気持ちで、やさしく慰めるのも嬢王様である私の仕事なのよね。
〝アナルを広げて
スパンキングしていただく〟


―まさに同志だなと感じる瞬間は?
雪妃:毎日必ずやっているアナルチェックかな。イッヌさんが仕事から帰ってきたら、裸にしてアナルを確認するの。
イッヌ:四つん這いにさせられて「こんな汚い尻の穴で部下に指示出してたの!」って叱られながらスパンキングしていただくんです。
雪妃:アナルを見るとイッヌさんの1日のがんばりがわかるしね。元気なときはきれいで、疲れているときは汚い。いずれにせよ洗浄剤をぶっ刺して洗ってあげるんだけど♡
イッヌ:めちゃめちゃ嬉しいですよ。恥ずかしさもあるけど、こんな汚いところを見てくれるやさしさが嬉しい。すべてを捧げられる安心感があります。
雪妃:SMって場面によって心理が逆のケースもあるの。サービスのS、満足のMっていう考えもあって。イッヌさんに満足してもらいたいから、1日も欠かすことなく続けてるわ。

―相手はあなたにとってどんな存在?
イッヌ:僕は雪妃ちゃんのことを、ずっと一緒にいたいという思いから、ママと呼んでいるのですが、それは本当に母のような存在だからなんです。精神的にも肉体的にも、ママでなければ心から安らぐことはできない。ママの愛情たっぷりのお仕置きなら、死なない程度のことはなんでもできますよ。
雪妃:イッヌさんは子であり、親でもあるわね。無条件に愛を交換できる相手なの。親が子に対して抱く愛情と、子が親に対して抱く愛情はどちらも等しい。私は家庭環境が良くなくて、自暴自棄になっていたこともあって。そういう無性の愛を求めていたのかもね。
イッヌ:それは僕も同じ。二人とも愛を求めていたんだと思う。一生一緒にいるために僕がママを守っていかないとなって思います。

〝私の子宮の中に
イッヌさんを宿したいの〟


―これから、したいことは?
雪妃:イッヌさんを赤ちゃんにして、私の子宮に戻したい。私が産んだわけじゃないから戻すって表現は変か。でも子宮に入れて、私の中にイッヌさんを宿したいなって。
イッヌ:それ、いつも言ってるよね。子宮の中ってどんなだろう。
雪妃:私の体でイッヌさんを産んで、育てたいの。それで将来、大人になったイッヌさんとセックスして、挿入したまま私の中で死んでいくのを看取りたい。
イッヌ:それいいね。ママが望むなら、なんでも言うこと聞きますよ。
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