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愛のカタチは人それぞれ。自由な恋愛をしている13組のカップルをリモート取材! 相手の好きなパーツやお風呂上がりなど、プライベート写真を撮り合ってもらいました。
クリスチャンと僧侶で結婚 異教徒夫婦
「無宗教の人と結婚するほうが大変そう」(露の団姫)
「これほど強く惹かれるのは、神様の思し召し」(豊来家大治朗)
「これほど強く惹かれるのは、神様の思し召し」(豊来家大治朗)

彼:豊来家大治朗(42)太神楽曲芸師 & 彼女:露の団姫(33)落語家、天台宗僧侶
――二人が出会ったきっかけは?
彼女・露の団姫(以下、団姫):私は落語家、大治朗は太神楽曲芸師。10年前、名古屋の大須演芸場で出番が一緒になったのがきっかけで出会いました。朝、私が寄席の前を掃除していたら大治朗がやって来て、挨拶しようとパっと顔を見た瞬間に、「あ、私この人と結婚する!」って思ったんです。
彼・豊来家大治朗(以下、大治朗):僕も初めて見たときに「あ、結婚する」って直感的に思ったんですよ。
団姫:そのときは二人とも楽屋に寝泊まりしてたんで、一緒に買い出しをしたり、夜にお酒を飲んだり…。私の師匠も一緒に寝泊まりしてたんで、恋愛モードは一切出せませんが、師匠が寝てから「もうちょっと飲みますか?」って。5日間の出番が終わって解散したあと、電話で告白されました。
彼・豊来家大治朗(以下、大治朗):僕も初めて見たときに「あ、結婚する」って直感的に思ったんですよ。
団姫:そのときは二人とも楽屋に寝泊まりしてたんで、一緒に買い出しをしたり、夜にお酒を飲んだり…。私の師匠も一緒に寝泊まりしてたんで、恋愛モードは一切出せませんが、師匠が寝てから「もうちょっと飲みますか?」って。5日間の出番が終わって解散したあと、電話で告白されました。
――当時すでに団姫さんは僧侶、大治朗さんはクリスチャンだったんですか?

今回の特集内の写真はすべてご本人たちに撮影してもらいました。
団姫:まだ修行を受けてなかったので、お坊さんではなくただの落語家。お坊さんになるにも師匠が必要で、私のように実家がお寺じゃない人は、師匠探しに10~20年掛かるんです。私も21歳の頃から比叡山にお願いしに通っていましたが、いつOKをもらえるのか全くわからない状態でした。
大治朗:僕は29歳のときに洗礼を受けたので、すでにクリスチャンでした。
団姫:大治朗の信仰を知ったのは、付き合って3ヵ月目くらい。もともとクリスチャンっぽいなと思ってたんですよ。私の周りにクリスチャンが多かったので、雰囲気でわかるというか。でも決定的だったのが、私の誕生日にくれたメールに「団姫さんと出会えたことを感謝します」と書いてあったこと。今どきの32歳男性があんまりそんな風に言わないじゃないですか。これは間違いないなと思って、「大治朗さんってクリスチャンじゃないんですか?」と聞いたら、「あ、そうなんです」と。
大治朗:隠してたわけじゃないけど、言うタイミングをずっと探ってたので、なんでわかったんやろう?って(笑)。初めは、結婚したら団姫にもクリスチャンになってもらって、一緒に教会に行けたらなぁという夢もありました。聖書には「クリスチャン同士で結婚しなさい」という記述もあって、教会もそれを勧めてる。でも団姫から「僧侶になりたいんや」とずっと聞いていて、「じゃあ僧侶になってしもたらどうなるんやろう」とずっと考えていました。結婚していいのかなって。でも、初対面で「この人と結婚する」ってすごく強く思ったので、てことは、これは神様の思し召しやと。それなら僧侶とクリスチャンで結婚しても間違いじゃないなって。
団姫:私は、大治朗がクリスチャンだと知って、逆にそれやったらこの人と生きていけるって思いましたね。無宗教の人と結婚するほうが大変だろうと思ってたんで。自分が一番大切にしているものが信仰なので、なぜ信仰を持つのかを理解してもらえる人じゃないと無理だと思っていました。宗教や宗派の違いよりも、信仰のあるなしが一番重要やと。それで、付き合って半年後に結婚しました。
大治朗:自分としては、団姫が修行に行くのは結婚して10年後くらいかなーと思ってたんですけど、実際は結婚の半年後にはもう…。
団姫:修行は細切れなんですが、一番長いので60日間山にこもるんです。新婚なのに2ヵ月会えないのはちょっと寂しかったよね。修行中、やりとりは一切できないので。
大治朗:僕は29歳のときに洗礼を受けたので、すでにクリスチャンでした。
団姫:大治朗の信仰を知ったのは、付き合って3ヵ月目くらい。もともとクリスチャンっぽいなと思ってたんですよ。私の周りにクリスチャンが多かったので、雰囲気でわかるというか。でも決定的だったのが、私の誕生日にくれたメールに「団姫さんと出会えたことを感謝します」と書いてあったこと。今どきの32歳男性があんまりそんな風に言わないじゃないですか。これは間違いないなと思って、「大治朗さんってクリスチャンじゃないんですか?」と聞いたら、「あ、そうなんです」と。
大治朗:隠してたわけじゃないけど、言うタイミングをずっと探ってたので、なんでわかったんやろう?って(笑)。初めは、結婚したら団姫にもクリスチャンになってもらって、一緒に教会に行けたらなぁという夢もありました。聖書には「クリスチャン同士で結婚しなさい」という記述もあって、教会もそれを勧めてる。でも団姫から「僧侶になりたいんや」とずっと聞いていて、「じゃあ僧侶になってしもたらどうなるんやろう」とずっと考えていました。結婚していいのかなって。でも、初対面で「この人と結婚する」ってすごく強く思ったので、てことは、これは神様の思し召しやと。それなら僧侶とクリスチャンで結婚しても間違いじゃないなって。
団姫:私は、大治朗がクリスチャンだと知って、逆にそれやったらこの人と生きていけるって思いましたね。無宗教の人と結婚するほうが大変だろうと思ってたんで。自分が一番大切にしているものが信仰なので、なぜ信仰を持つのかを理解してもらえる人じゃないと無理だと思っていました。宗教や宗派の違いよりも、信仰のあるなしが一番重要やと。それで、付き合って半年後に結婚しました。
大治朗:自分としては、団姫が修行に行くのは結婚して10年後くらいかなーと思ってたんですけど、実際は結婚の半年後にはもう…。
団姫:修行は細切れなんですが、一番長いので60日間山にこもるんです。新婚なのに2ヵ月会えないのはちょっと寂しかったよね。修行中、やりとりは一切できないので。
――周りの人の反応は?

団姫:ほんっとにいろんな人から大反対されました。「地獄に落ちる」と書かれた不幸の手紙が届いたり、「お坊さんなのに夫にすら布教できないのか」とか、「お墓の問題で絶対にもめるぞ」と言われたり。宗教の違う夫婦は価値観が違うから絶対に別れる、とも言われました。まぁ大概、そういうこと言うおっちゃんの方が家庭内うまくいってないと思うんですけど(笑)。宗教が違う=価値観が違う、ということではないと思うので。
大治朗:実際、宗教的な喧嘩は全くないですね。
団姫:一方で家族は、特に母親がすごく喜んでくれましたね。大治朗が初恋の人に似ているらしく、しかもその方もクリスチャンだったみたいで。
大治朗:僕のほうも反対は全然なかったです。むしろ両親は僕が結婚できると思ってなかったみたいで、挨拶に連れて行ったときはすごいびっくりしてました(笑)。
(本誌に続く)
――相手が信仰を持っていて良かったと思うことは?
――息子さんは今6歳。今後どんな風に育ってもらいたいですか?
大治朗:実際、宗教的な喧嘩は全くないですね。
団姫:一方で家族は、特に母親がすごく喜んでくれましたね。大治朗が初恋の人に似ているらしく、しかもその方もクリスチャンだったみたいで。
大治朗:僕のほうも反対は全然なかったです。むしろ両親は僕が結婚できると思ってなかったみたいで、挨拶に連れて行ったときはすごいびっくりしてました(笑)。
(本誌に続く)
――相手が信仰を持っていて良かったと思うことは?
――息子さんは今6歳。今後どんな風に育ってもらいたいですか?
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