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愛のカタチは人それぞれ。自由な恋愛をしている13組のカップルをリモート取材! 相手の好きなパーツやお風呂上がりなど、プライベート写真を撮り合ってもらいました。
酔った勢いが本気になった 交際0日婚カップル
「結婚するか、30分トイレの中で考えました」(こうへい)
「飲み会の席で結婚しようって言ったんです」(もみじまんじゅりー)
彼女:もみじまんじゅりー & 彼:こうへい
――二人が出会ったきっかけは?
彼女・もみじまんじゅりー(以下、じゅり):当時19歳で、お互い東京の大学生でした。夏休みに二人とも広島の実家へ帰省していたとき、共通の友だちを通じて初めて遊んだんです。彼、あんまり喋らなくて、クールなやつって感じでしたね。
彼氏・こうへい:最初に会ったとき、彼女が魔法の杖を持ってたんですよ。女の子が観るアニメに出てくるような、ボタンを押すと光るやつ。本当にびっくりして、なんだこいつは!って(笑)。友だちが連れてきた、ヤバイ女子という印象でした。そこから5年間は、年に一回、会うか会わないかくらいのただの友だちでしたね。
――そこから交際せずに結婚に至った経緯は?
今回の特集内の写真はすべてご本人たちに撮影してもらいました。
じゅり:私には当時、付き合ってる人がいたんですよ。でもある日、飲み会の席で彼に、酔ったノリで「結婚しよう!」って言ってしまって。
こうへい:そうなんです。お互い24歳のときでした。僕は、ちょうど付き合ってた人と別れたタイミングで。彼女はいなかったけど、誰かと結婚したい気持ちはすごくあったんですよ。そんなときに突然言われたので、彼女の言葉をすごく真に受けちゃって。30分くらいトイレにこもって真剣に考えました。で、結婚しちゃおうと。
じゅり:トイレから戻ってきた彼が「よし、結婚しよう」って言ってきたんですけど、その言葉で酔いが覚めました。本当にノリで言ったので。
こうへい:彼女から結婚してくれって言ったくせに、ちょっと待ってって言われて。「もう決めました! ちょっとも待ちません!」って感じですよ。正直、彼女から結婚しようって言われるまでは、恋愛対象でもなかったし、顔もタイプじゃなかったんです。それでも、友だちとして交流してきたわずかな思い出を頼りに30分間本気で考えて、結婚を決意したんです。だからそのあと、一人で勝手に婚姻届を取りに行って、彼女に渡しました。
じゅり:いや、本当に驚きましたよ(笑)。でも、私がノリで発した言葉に対して、本気で考えてくれたことが嬉しくて。彼の真面目さがすごくいいなと思ったし、何より、なんかおもしろいじゃん!と思って婚姻届にサインしたんです。
――周りからの反応は?
こうへい:母親からは、そんなに焦らなくてもいいんじゃない?って言われました。一方で父親からは「結婚なんて勢いだ」って男の意見をもらいましたね。勇気が出たな。ちなみに、弟にだけ言うのを忘れてて、Facebookで知るっていう(笑)。怒ってましたね。
じゅり:母や友だちからは、破天荒な生き方がじゅりっぽいねって、おもしろがってもらえました。父には、彼が挨拶に来る当日に伝えたんですけど、びっくりしてたな。驚いたリアクションを見るのがおもしろかったですね。でも、否定的な意見はなかったですよ。後日、母と一緒に、彼との相性を占いに行ったんですけど、その結果がものすごく良くて。こうなる運命だったんだなと思いました。


(本誌に続く)
――結婚生活で苦労したことは?
――二人がいい関係でいるためのルールは?
――二人の理想の将来像は?
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