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愛のカタチは人それぞれ。自由な恋愛をしている13組のカップルをリモート取材! 相手の好きなパーツやお風呂上がりなど、プライベート写真を撮り合ってもらいました。
不倫を許して乗り越えた 元衆議院議員カップル
「夫の不倫は想定内。許す力が大切です」(金子恵美)
「不倫を告白したのは息子が生まれた日の夜」(宮崎謙介)
「不倫を告白したのは息子が生まれた日の夜」(宮崎謙介)

彼:宮崎謙介(39)企業顧問、コメンテーター & 彼女:金子恵美 (42)コメンテーター
――お互いの第一印象は?

今回の特集内の写真はすべてご本人たちに撮影してもらいました。
彼・宮崎謙介(以下、謙介):2012年、衆議院議員に当選し、国会初登院の日。国会の正門のところで彼女を見かけて、同僚の議員と一緒に昼ご飯に誘ったんです。
彼女・金子恵美(以下、恵美):私は新潟での市議、県議を経ての衆議院議員当選。「いよいよ国政だ!」と緊張感のある中でいきなり「食事行きません?」って誘われまして。随分軽いタッチの人が現れたな~って思いました。
謙介:そのとき彼女はかたくなにコーヒーしか飲まなかったんです。おなか空いていただろうに。
恵美:いやいや、楽しく食事できる気分じゃないから。初登院の日ですし。
謙介:その年の当選同期は119人。その中で、自民党で派閥も同じ、早稲田大学卒で彼女が3つ上の先輩ということがわかって。これはラッキー!って思いましたね。雰囲気的には自民じゃなくて維新かな~って思ったので。
恵美:そうなの? 私は政治的な信条が近い戦友とか、同じ大学出身の後輩ってくらいのイメージだった。
謙介:かわいい後輩でしょ?
恵美:はいはい。もう、すっごく積極的で、メールもマメ。政治家への恋愛感情なんてほとんど持ったことなかったのに、あまりにもグイグイくるから気づけば、ね~。
謙介:良かったろ?
恵美:良かったろ?って何よ(笑)! でも、永田町の異端児とも言われる彼に、自分にないものをたくさん感じて惹かれたのは事実。3年後に結婚、出産に至りました。
彼女・金子恵美(以下、恵美):私は新潟での市議、県議を経ての衆議院議員当選。「いよいよ国政だ!」と緊張感のある中でいきなり「食事行きません?」って誘われまして。随分軽いタッチの人が現れたな~って思いました。
謙介:そのとき彼女はかたくなにコーヒーしか飲まなかったんです。おなか空いていただろうに。
恵美:いやいや、楽しく食事できる気分じゃないから。初登院の日ですし。
謙介:その年の当選同期は119人。その中で、自民党で派閥も同じ、早稲田大学卒で彼女が3つ上の先輩ということがわかって。これはラッキー!って思いましたね。雰囲気的には自民じゃなくて維新かな~って思ったので。
恵美:そうなの? 私は政治的な信条が近い戦友とか、同じ大学出身の後輩ってくらいのイメージだった。
謙介:かわいい後輩でしょ?
恵美:はいはい。もう、すっごく積極的で、メールもマメ。政治家への恋愛感情なんてほとんど持ったことなかったのに、あまりにもグイグイくるから気づけば、ね~。
謙介:良かったろ?
恵美:良かったろ?って何よ(笑)! でも、永田町の異端児とも言われる彼に、自分にないものをたくさん感じて惹かれたのは事実。3年後に結婚、出産に至りました。
――結婚後、不倫騒動の経緯を教えてください
恵美:彼に不倫を告白されたのは、息子を出産した日の夜です。
謙介:出産前、彼女が入院している最中に浮気してしまったことを週刊誌にスクープされたんです。これが世に出るのかと思うと「あー…すべてが終わったな」って思いました。自分が悪いけど、これは地獄だなと。海外逃亡以外、生きることを辞めるしか選択肢がないかもな…と。
恵美:出産当日の朝、彼が立ち会ってくれまして。夜、病室に戻ってきた彼の顔色の悪さを見て、一目で「何かあったな」と感じました。でも、報道される前だったから、具体的に何があったかは知らなかったんですよ。
謙介:議員としても、夫や父親としても終わりだと思うと、なかなか言うことができず。2、3時間経って不倫をスクープされたことを告白したら…。
恵美:「何? そんなこと?」ってリアクションしちゃいました(笑)。
謙介:本当にこの反応に救われましたね。逃げるわけにもいかないから、一番中心にいる大事な人=妻に正直に謝ることしかできなかった。妻は少し冷めた声だったけど、完全に救いの手。北風と太陽でいうところの「太陽」でした。
恵美:不貞行為ですし、怒っていないわけじゃなくて、肯定も驚きもしなかったっていうだけです。
謙介:出産前、彼女が入院している最中に浮気してしまったことを週刊誌にスクープされたんです。これが世に出るのかと思うと「あー…すべてが終わったな」って思いました。自分が悪いけど、これは地獄だなと。海外逃亡以外、生きることを辞めるしか選択肢がないかもな…と。
恵美:出産当日の朝、彼が立ち会ってくれまして。夜、病室に戻ってきた彼の顔色の悪さを見て、一目で「何かあったな」と感じました。でも、報道される前だったから、具体的に何があったかは知らなかったんですよ。
謙介:議員としても、夫や父親としても終わりだと思うと、なかなか言うことができず。2、3時間経って不倫をスクープされたことを告白したら…。
恵美:「何? そんなこと?」ってリアクションしちゃいました(笑)。
謙介:本当にこの反応に救われましたね。逃げるわけにもいかないから、一番中心にいる大事な人=妻に正直に謝ることしかできなかった。妻は少し冷めた声だったけど、完全に救いの手。北風と太陽でいうところの「太陽」でした。
恵美:不貞行為ですし、怒っていないわけじゃなくて、肯定も驚きもしなかったっていうだけです。
――なぜ夫の不倫を許せたのですか?

恵美:お金や薬物など、法に触れる事件なら許せなかったけど、彼が女性に弱いことはもともと知っていたので。良くも悪くも「破天荒で、情熱的なところ」をリスペクトしていたから、弱い部分での失敗くらいしょうがないかなって思いました。
謙介:高校時代の親友からは、政治家になったら女性スキャンダルには気をつけろよと言われてました…。
恵美:私が尊敬している部分での大失敗だったら「私の目が狂ってたか…」って悔しくなるけど、この失敗は想定内。彼がそのあと、政治家として世間から大バッシングを受け、大変な目に遭うだろうこともわかっていたから、まずは私が許して、金子家にも味方になってもらおうって思いました。
謙介:妻に告白した翌日、病室で金子家の義両親に謝罪しました。お叱りは受けたけど「娘が応援するなら私も応援するわよ」「なんだ、そんなことか。気づいてあげられなくてごめんな」とまで言ってもらえて。なんとか逃げずに1週間後の謝罪会見を迎えられました。
恵美:一歩外に出ればマスコミに囲まれて、離婚しろと叩かれる。仲間だと思っていた人たちも一気に離れていくんですよね。そんな中、父親として、なんとか前向きに新しい人生を歩んでいこうとする姿をそばで見てきました。こんなに反省している人を許せないわけがない。
謙介:女性に弱い素の部分を隠さず、偽りなく結婚していたっていうのは大きいかもですね。
恵美:不倫報道って今もたくさんありますが、なんでこんなに不寛容なんだろうって思います。もっとおおらかでいいんじゃないかなって。誰だって完璧じゃないし、ほかにも良い一面があるのに、その一点の失敗のみで全否定するのは、社会にとっての損失だと思います。
(本誌に続く)
――二人が良い関係でいるためのルールは?
――二人のキスやハグの頻度は?
――二人にとって結婚とは?
謙介:高校時代の親友からは、政治家になったら女性スキャンダルには気をつけろよと言われてました…。
恵美:私が尊敬している部分での大失敗だったら「私の目が狂ってたか…」って悔しくなるけど、この失敗は想定内。彼がそのあと、政治家として世間から大バッシングを受け、大変な目に遭うだろうこともわかっていたから、まずは私が許して、金子家にも味方になってもらおうって思いました。
謙介:妻に告白した翌日、病室で金子家の義両親に謝罪しました。お叱りは受けたけど「娘が応援するなら私も応援するわよ」「なんだ、そんなことか。気づいてあげられなくてごめんな」とまで言ってもらえて。なんとか逃げずに1週間後の謝罪会見を迎えられました。
恵美:一歩外に出ればマスコミに囲まれて、離婚しろと叩かれる。仲間だと思っていた人たちも一気に離れていくんですよね。そんな中、父親として、なんとか前向きに新しい人生を歩んでいこうとする姿をそばで見てきました。こんなに反省している人を許せないわけがない。
謙介:女性に弱い素の部分を隠さず、偽りなく結婚していたっていうのは大きいかもですね。
恵美:不倫報道って今もたくさんありますが、なんでこんなに不寛容なんだろうって思います。もっとおおらかでいいんじゃないかなって。誰だって完璧じゃないし、ほかにも良い一面があるのに、その一点の失敗のみで全否定するのは、社会にとっての損失だと思います。
(本誌に続く)
――二人が良い関係でいるためのルールは?
――二人のキスやハグの頻度は?
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