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女子が心の中で大切にしている、大好きな作品の大好きなヒロイン。100人の女子が語る、“私のヒロイン”について。
門脇麦のヒロイン
女子が心の中で大切にしている、大好きな作品の大好きなヒロイン。
門脇麦さんが語る、 “私のヒロイン”について聞きました。
門脇麦さんが語る、 “私のヒロイン”について聞きました。
エリン
by『獣の奏者』
by『獣の奏者』
門脇麦(26)
女優
1992年生まれ、東京都出身。2011年にTVドラマで女優デビュー。
今後は、来年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』 のヒロインが決定している。
女優
1992年生まれ、東京都出身。2011年にTVドラマで女優デビュー。
今後は、来年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』 のヒロインが決定している。
才能を持つ人間として戦っていかなければならない世界
子どもの頃から、運命に翻弄されながらもとか、我慢に我慢を重ねてとか、子どもなのに早く大人にな らざるを得ないとか、そんな境遇を背負ってるヒロイン像に、弱いんです。『獣の奏者』はまさにそれの凝縮版。だから主人公のエリンはドンピシャですね。
もともと上橋さんの本が大好きで全部読んでいて、 この本も発売されてすぐに手に取りました。10年以上前、高校生のときだったかな。
ファンタジーなんだけど、その中に現実社会の問題も織り交ぜられているんです。たとえば人種差別だったり…。直接的に書くのではなくファンタジーとして描くからこそ、より核が見えてくるところが物語としてとても魅力的で。世界観も大好きです。大きな蛇を操る主人公なんて、よく思いつくなぁ、す ごいなぁって思います。
エリンは子どもなのに何かを悟っていて、気高いですよね。経験がないぶん未熟で、弱さもあるけれど、 何者かにならざるを得ない運命を背負って生まれてきた。蛇を操るという、国を動かすほどの秘めた才能を持っているんです。
側から見れば才能があっていいなって思われるかもしれないけれど、才能を持つ人間として戦っていかなければならない世界がある。それを子どもの頃から肌で感じながら生きていくのが、強いけれど脆いところもあって、美しい。私にとって憧れのヒロイン像なんです。
なんでこんなに好きなんだろう? 共感なのかな。(本誌に続く)
子どもの頃から、運命に翻弄されながらもとか、我慢に我慢を重ねてとか、子どもなのに早く大人にな らざるを得ないとか、そんな境遇を背負ってるヒロイン像に、弱いんです。『獣の奏者』はまさにそれの凝縮版。だから主人公のエリンはドンピシャですね。
もともと上橋さんの本が大好きで全部読んでいて、 この本も発売されてすぐに手に取りました。10年以上前、高校生のときだったかな。
ファンタジーなんだけど、その中に現実社会の問題も織り交ぜられているんです。たとえば人種差別だったり…。直接的に書くのではなくファンタジーとして描くからこそ、より核が見えてくるところが物語としてとても魅力的で。世界観も大好きです。大きな蛇を操る主人公なんて、よく思いつくなぁ、す ごいなぁって思います。
エリンは子どもなのに何かを悟っていて、気高いですよね。経験がないぶん未熟で、弱さもあるけれど、 何者かにならざるを得ない運命を背負って生まれてきた。蛇を操るという、国を動かすほどの秘めた才能を持っているんです。
側から見れば才能があっていいなって思われるかもしれないけれど、才能を持つ人間として戦っていかなければならない世界がある。それを子どもの頃から肌で感じながら生きていくのが、強いけれど脆いところもあって、美しい。私にとって憧れのヒロイン像なんです。
なんでこんなに好きなんだろう? 共感なのかな。(本誌に続く)
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